2008年06月29日

風に舞いあがるビニールシート 森絵都

国連で難民事業に携わる里佳は、上司で元夫のエドがアフガンで死んだという知らせを受ける。そして、エドがアフガンで助けた少女のことを伝え聞き-。大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。


2006年直木賞受賞作の短編。

毎日新聞での保護犬のエッセー、そしてはまりにはまったDIVE!。
私が、森絵都さんに触れたのは、これだけ。

正直、読み始めてすぐは、「やっぱりだめだ、賞は。」でした。
今まで、賞ものには、あまり縁がないのです。
好きな作家さんでも、賞とったのは、おもしろく感じなかったりして。

でもまあ、早急に判断下すのも何だから、読み進めて…。


…まあまあかな。オイッ!(`へ´メ)
ラストのタイトルの内容には、グッときたけど。


「器を探して」
パティシエのもとで働く女性が、クリスマスイブにスイーツの器を求めて…。
ラストにエエッ!!別れないの〜〜。
てっきり、欲しい器と新しい男を見つけたのかと。
なんか、大人〜って感じ。
子供だったら、きっとあの男、あっさり別れてそうな…。


「犬の散歩」
犬のボランティア
もしかして、この内容の関係が、今の連載につながっているのかな?

犬嫌いのお義父さん。
犬は庭につないでおけ→玄関に入れておけ→廊下までならいい→居間だけは許すが、座布団には載せるな→犬のベッドでも置いてやれ→ビビのおもちゃを買ってきたぞ→よちよちビーたん、こっちにおいで→寝室で丸くなって寝る背中に、自分の膝掛けをかけてやって
(^o^) 素晴らしい順序です!

しかし、ずっと猫嫌いだった私の祖父は!!(^o^)
ま、家猫で、畑荒らしてなかったら、違ったかもね。

そして、名言
「犬は私にとっての天丼」
趣味や、とっても好きなものがある人は、すっごく共感できるよねー。

私にとっての天丼は、フィギュアスケート・新体操・本かねー。
多いよ(^o^)


「守護神」
代筆屋 ニシナミユキ
読書好きの、肩身の狭さ(。>0<。)
何を隠そう、私も高校生時代は、本好きを隠して生きていた(^o^)

しかし、本好きでも、この男性とは難しいかも…。
そこまで掘り下げないし…。

二宮金次郎のストラップは、正直どうだろう…(^o^)


「鐘の音」
仏像の話で、全く頭に入ってこない…。
何が何だか…。


「ジェネレーションX」
出版社と玩具メーカー担当者の、お詫びの旅。

まず、クレーマーかよ!
原寸大パンダが小さいってだけで、呼びつけて。
結局は、寂しいから、家にきて欲しい・話がしたい ってだけじゃん。
こんな話なんて、電話でOKだよ!
アホくさ。
結局、怒る対象をいつも探してるんだよね。

元甲子園球児。
試合が終われば、こうやって世間に溶け込んで、人知れず普通に働いてるんだろうなー。


「風に舞いあがるビニールシート」
夫婦って…夫婦って…むずかしいー(。>0<。)
しっかり愛し合っているんだろうけどねー。

アフガニスタン
撃たれて倒れた米国人の下敷きになったまま、そのまま動かずにいた少女ソワイラ。
守ってくれた外国人の体が大きくて、温かくて、安心に思えたから。
…生きている人間よりも、死んでいる人間のほうが安心できる…

エドも彼女の…人間の肌の温もりを感じながら死んでいった…(。>0<。)

一縷の希望は、ソワイラが国際機関で働くのが将来の夢…。

吹けば飛ぶようなビニールシートは、どこまでも飛んでいく。
とりかえしのつかない彼方へと追いやられる前に、虚空にその身を引き裂かれないうちに、誰かが手をさしのべて引き留めなければならない。


とっても想像しやすい情景なんだけど、ビニールシート=難民と考えると、本当に私ひとりの手だけでも、ちょっとさしのべたいと思ってしまう…。
ビニールシートを、大地にしっかり留められるように。

UNHCR 国連難民高等弁務官事務所


風に舞いあがるビニールシート
森 絵都
文藝春秋
売り上げランキング: 12294
おすすめ度の平均: 4.0
5 著者の生涯最高の短編になると思います
5 ミステリーのような。
4 日常の中で作られるストーリーが共感を呼ぶ
5 瑞々しい感性で心の機微を描いた珠玉の短編集
5 優しい視線、すべて良かった!涙した!
posted by 北海道人美和 at 23:12| Comment(0) | 作家別 ま行>森絵都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

DIVE!!4 コンクリート・ドラゴン 森絵都

見つめあい、探りあい、やがて笑いだした彼らの瞳に少年らしい光が宿った。一瞬先のことなんて誰にもわからない。わずか1.4秒後のことですら。だからこそわくわくするし、駆け足でそれを確かめに行きたくなる。水泳競技「飛込み」。学園生活を送りながらダイビングクラブに通い、オリンピックをめざしはじめた少年ダイバーたちをドラマチックに描くスポ根シリーズ最終巻。


すごい!!泣いた(。>0<。)

知っていた、スワンダイブに。
要一に。(何でこんなに試練あたえるかな〜)
思わず叫んだ要一父に。
まさかのピンキー・キャメル もとい らくだ もといレッド山田の行動に。
サッチンの旗の、垂直なラインに。

と同時に、すごく緊張していたみたいで、読み終わったら、かなり肩こってた。


主人公3人に加えて、かなり影の薄い、というより知季の巻での登場人物だと思われたレイジにさっちんに、飛沫の彼女恭子(絶対、妊娠したのだと思っていた私…(^o^) )、弟弘也、未羽、富士谷コーチのエピソード。

色々な人の、色々な時の、色々な気持ち。
あ〜、なんて深いのぉー。


要一は、飛込みしかない…。
わけじゃあない。
若いながらも、不器用な生き方 なりに、理解者はいるし、こんなに友達いるじゃん!!!
友達は、数じゃないからね。
女の子だって、あなたがシャットダウンしてるからで、ウェルカムしたら、山のように来るって(^o^)
その辺は、相方ピンキーに鍛えてもらえば…。
ああ、アスリートは、こんなにも日常を犠牲にしてる…。


知季だったら、あのCM(3巻)、大丈夫なんじゃない?(^o^)


マイナースポーツゆえの、人気競技競泳の横での影の静かな戦い。

要一の、逆立ち飛込みの時なんて。
血が凍ったよ、大声援に・校歌に。
騒ぐな〜〜〜!!!
横の他競技にも、気を使え〜〜!!!


そして、ラスト。
要一…やってくれた(^o^)
純粋無垢な知季。信じてるよ…。
ああああああ〜〜、私はにっこり笑顔の知季と、あっけにとられる入国審査官、富士谷コーチ、競泳陣が目に浮かぶよ…。
(あ、競泳陣に気に入られそう…)
そもそも、こういう大会での入国の際って、何て言うんだ?


要一の両親。
飛込みのアイドルと結婚した、飛込みの名選手といえば、あの人じゃんと思って読んでいたんだけど、あとがきにお名前が!!やっぱり!!



5年も前の本に、夢中になった4日間。
やめられない・止まらないで、1日1巻!

この本は、今まで読んだ本の中で、ベストテンに入ります!
しばらく、他の本に、夢中になれそうにありません。


DIVE!!〈4〉コンクリート・ドラゴン
森 絵都
講談社
売り上げランキング: 12299
おすすめ度の平均: 4.5
4 爽やかだ・・・
5 最高!!
4 まさに勢いのある作品!!
5 ハラハラっっ!!
5 その試合を見にいきたい




本の中ではシドニーを目指しているけれど(でも、2002年出版…?)、北京を前に映画化!!

主役の坂井知季役は、バッテリーの林遣都。(敬称省略)
ちょっと精悍すぎる気も…。

沖津飛沫役は、溝端淳平。写真見て驚いた、イメージにぴったり!!
今、ハチワンダイバーやってますが…。

富士谷要一役は、池松壮亮。
要一は、エリートでナイーブで孤独。
写真では、ちょっと優しすぎる感じなんだよなー…。


映画ダイブは、6月14日から。
あの、私、見に行っちゃう予感がします…(^o^)
posted by 北海道人美和 at 23:51| Comment(0) | 作家別 ま行>森絵都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月30日

DIVE!!3 SSスペシャル99 森絵都

次期オリンピックの代表が内定した。しかし選出された要一はどこか心から喜べない。一方、選ばれなかったライバル・飛沫と知季は新たな挑戦を始めていた…。ダイビング小説、第3巻。


す・すごすぎる!!
ありえない!

また話が考えていたのとは、全然違う展開に…。
誰が思う、最終巻前に代表決まるなんて…(^o^)


今度は、要一メイン。

何だか、オリンピック代表に選ばれてからの、騒動が…。
莫大なお金が絡む、オリンピックビジネス。
自分の知らないところで、動いていく大人達。

オリンピック選手、CM …。
選手が、気の毒になりました。

(なんだかね〜、ところどころ、安藤美姫を連想しちゃうんですよ。
選考方法にスポンサー…)


さあ、最終巻だ〜〜!!!

今までわからなかった飛込み。
私がオリンピックで見たことあるのは、アメリカ男子選手が、まさしくこの本の中にあるように、板に頭ぶつけて流血。
絆創膏貼って、そのまま競技続行。
金メダル取った?というのくらい…。


DIVE!!〈3〉SSスペシャル’99
森 絵都
講談社
売り上げランキング: 33556
おすすめ度の平均: 4.5
5 邪道で魔性な導入に
2 青い・・・
5 悩みの裏側
4 要一の「DIVE」
5 青春☆
posted by 北海道人美和 at 00:37| Comment(0) | 作家別 ま行>森絵都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

DIVE!!2 スワンダイブ 森絵都

ただ飛ぶだけのシンプルな演技だからこそ、どんなごまかしも通用しない、舞い上がる白鳥のようなスワンダイブ。学園生活を送りながらオリンピックをめざす少年ダイバーたちをドラマチックに描く第2巻。


す・すごすぎる!!

1巻全部、飛沫なんですけど…。
てっきり中国合宿のことかと思ってたのに…。

少年漫画(ジャンプとか)だったら、ここでアジアのライバル登場!で、えんえんと何十巻と続くのだろうけど…。


感想としては、
すでに2巻で、

私、泣いてるんですけど(。>0<。)

あまりの展開ですよ。
衝撃的で。思いもかけなくて。


だってさー、1巻中盤でライバル出てきて、オオッと思わせて、1巻最後で怪我でいなくなるって…。


スポーツという、勝敗を競う舞台。
向上・挑戦。

それを絶たれた上で、また始めるために…。(。>0<。)


(しかし、この本、小中学生にもすすめる本ですよね。
高校生の子なのでいいんだけど、いいんだけど、いいんだけど…(^o^) )


前にテレビで男子新体操を見て、私は泣きました。
知らない人が見たら、失敗続きの演技。

でも、そこに至るまでの過程を知っていれば、そして見たら、優勝した見事な演技よりも、心に残る…。

それが飛込みでは、スワンダイブ。


DIVE!!〈2〉スワンダイブ
森 絵都
講談社
売り上げランキング: 54473
おすすめ度の平均: 4.0
2 スポ根
4 飛込みに愛された男 〜飛沫〜
5 とにかくもうひたすらにイイ男すぎる!
4 飛沫の「DIVE」
5 勇気をもらいました☆
posted by 北海道人美和 at 01:16| Comment(0) | 作家別 ま行>森絵都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

DIVE!! 1 前宙返り3回半抱え型 森絵都

日本ではまだマイナースポーツの水泳競技『飛込み』。学園生活を送りながらダイビングクラブに通い、オリンピックをめざしはじめた少年ダイバーたちをドラマチックに描く!森絵都、初の「スポ根」小説。
「おれたちの生活って、いつも採点されたり、減点されたりの繰り返しなんだ。おれ、そういうのを飛込みで越えたくて。」


とんでもない本を読んでしまった!!
それが一番の感想。
バッテリーより、好き(^o^)

飛込みって…。
本で読んだだけなのに、フィギュアスケートや新体操を始めてテレビで見たときのように、新鮮な驚き・喜び・興奮・誰かに言わずにはいられない…という気持ちがふつふつと沸いてくる…。


そう、今、この本に大興奮中なのです!!!


読むきっかけは、ある雑誌の「北上次郎先生の14歳前後の為の推薦書」を見たからです。

それまで、全然知らなかった。

バッテリーや獣の奏者等と一緒に、紹介されていたのです。
そして、そこには、映画でいえばラストの見せ場の事も書いちゃってたんです。

それがすごく印象的で…。

早く、そこまで読みたい!!
っていうか、1巻読んで、その文章読んで、早くもウルウルしてるし…(^o^)


スポーツマンの描写に笑と考え込む。
その時に語られる、あのクールな要一の話が(^o^)
熱があって、小学生だったとはいえ、初めて負けたから、怒って泣いて、海パン脱いでプールに捨てて帰った

…プププ〜〜(^o^)
目に浮かぶんですけど(^o^)
卓球の、愛ちゃんかっ!


DIVE!!〈1〉前宙返り3回半抱え型
森 絵都
講談社
売り上げランキング: 74501
おすすめ度の平均: 5.0
5 文庫版とは異なる本文を持つオリジナル DIVE !!
2 ん〜・・・
4 かけがえのない師、 麻木夏陽子
5 これゎ一回読んでみてくださぃ!!
5 飛び込みを実際に見てみたい!!
posted by 北海道人美和 at 22:05| Comment(0) | 作家別 ま行>森絵都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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