2007年05月15日

マリン・スノー 高野裕美子

マリン・スノー
マリン・スノー
posted with amazlet on 07.05.15
高野 裕美子
新潮社 (2003/08)
売り上げランキング: 403777
おすすめ度の平均: 4.0
4 危うく泣きそうに・・・
4 さすが自衛隊全面協力のリアルな一冊


多くの兵士の霊が眠る硫黄島が、いまふたたび流血の地と化そうとしていた。南硫黄島沖の深海から隆起した海底火山のカルデラで、中国の潜水艦〈海鳳〉が沈没。この事件に端を発し、日本の潜航調査船が爆破され、中国のものと思われる国籍不明機が日本領空内を侵犯するといった事件が続発する。はたして中国の目的は?調査にあたった海上自衛隊硫黄島航空基地隊と、航空自衛隊のファイター・パイロットたちは、一連の事件の真相に迫れるのか?マリン・スノーの舞う海底カルデラの謎をめぐって、硫黄島海域はいままさに一触即発の情勢となった―。

2003/12/30 完読

最後の10ページ、読むのが辛くて(何か結末が何となくわかるー)ほっぽりだすこと1週間。
今日中に図書館に返さねばいけないので、読みたくない気持ちを抑えてむりやり…。

結果はやっぱり、この夜中に涙・涙・涙。
これは時期が悪いよ。未来の話ではあるけど、自衛隊の話だもん。
現在のイラク派遣と重なり合っちゃって、北海道民として、なんだか自衛隊の人が好きな(親が昔そうだったので)私としては、辛い!
って書いてるそばから泣いてるし…。明日も仕事だから、もう寝ないとなのに。

本を読むといきなり行きたい土地が増えるんだけど、今回もまさにそう。
硫黄島に行きたい。行けないけど…。
今まで興味がなかったというか避けてた、航空自衛隊関係も色々見たい。

中国や北朝鮮にいけない感情がむくむくと。
実際に起きた事ではないけど、あってもおかしくないんだもん。
ここ最近自分が日本好きなんだなーと実感する事は多いけど、この本の中でも、中国の潜水艦の事故の真相がわかったときの私の感じた怒りって、やっぱりすごかった。

そして一言「信じろよー、未鳥ー」
posted by 北海道人美和 at 21:15| Comment(0) | 作家別 た行>高野裕美子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月13日

高野裕美子「朱雀の闇」

朱雀の闇
朱雀の闇
posted with amazlet on 05.12.05
高野 裕美子
光文社 (2005/08/19)


大好きな作家さんの新刊を図書館でゲット。
期待度大で読み始めたけれど、やっぱりすごい!!

飛騨に2つの酒蔵。10数年前に1つが火事で全焼。
その日から、両家に生まれた二組の兄妹の運命の歯車が軋みだす。
花火大会の最中に起きた不可解な爆発事件。
現場には、二つの酒蔵の妹がいた。
真相はわからないまま、しかも、悲劇ははじまったばかりだった。


久しぶりに、早く読みたいような読みたくないような小説を読みましたわ。

ねたばれになりそうな部分を省くと、とっても自然の描写が綺麗なのです。
特に、ペンション。(これは実在する場所なのかしら?)
また行きたい場所が増えてしまいました。

そして花火。特にラストの花火は、想像できるようで出来ない。
見たいです。

以下ねたばれ




復讐されるどんな事情があるのだ、とドキドキしながら読み進めた私。

驚愕の事実。逆恨みじゃーん。
いや、気持ちはわかるんですよ。恨まなければ生きていけなかったんでしょう。
でも、でも。怖かった。
そのせいで、何人が不幸になりました?
地獄へ叩き落しておいて、最後に憎しみが生み出した幻影って…。
それも実の兄が死んだら、気づくって。

無駄死にに思う、菖蒲・順一。
リカ・早百合。あーあーあー、やるせない。

そして、ラスト。
景などどうでもいい。リカを助けたいと思う私なのでした。
posted by 北海道人美和 at 00:04| Comment(0) | 作家別 た行>高野裕美子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月04日

高野裕美子「サイレント・ナイト」

サイレント・ナイト
サイレント・ナイト
posted with amazlet at 05.08.04
高野 裕美子
光文社 (2002/06)
売り上げランキング: 411,602
おすすめ度の平均: 4
4 正統派推理小説



ジャンボ機から爆弾が発見された。
日頃から定期点検の不備を社長に訴えていた、ベテラン整備士・古畑実は
心ならずも事件に巻き込まれていく…。
ジャンボ機爆破未遂事件と暴力団幹部の爆死事件、さらに同時期に起きた
殺人事件、その陰にウツボと名乗る人物が…。
綿密な取材をもとに描かれた、第三回日本ミステリー文学大賞
新人賞受賞作、待望の文庫化。



2000年7月の感想です。

新規参入の飛行機会社の飛行機に爆弾。
暴力団若頭の爆死。そして…。

いやーおもしろかったー。ちょっとうなっちゃう。
まずこういうストーリーを女の人が書いたということがまず驚き。
(こういうのって、いつも男の人が書いてたのよー。)
男の人の心理がよくわかってらっしゃる。

それから犯人…わかんなかったー。全然。
おもいっきり盲点よ。
全く考えもしていなかったし、わかったときの衝撃ったら。
ヒントは確かに出てたんだけどねー。
ただ全ての真相(動機とか)が明らかになったときの後味の悪さったら。
今の少年法の問題がすごく出てるし、被害者がかわいそうー。

そして犯人が明らかになってからの犯人&警察の心情は、職場にもかかわらず
涙ちょちょぎれまくりでした。
posted by 北海道人美和 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家別 た行>高野裕美子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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