2008年07月23日

ブランケット・キャッツ 重松清

馴染んだ毛布とともにレンタルされる猫たち。「いま」を生きる人の孤独と猫のしなやかさ。リストラされた父親が家族にささやかな夢として猫を借りてきた「我が家の夢のブランケット・キャット」など、直木賞作家が贈る7つの心温まる物語。asahi.com連載の単行本化。

これは…泣く(。>0<。) 号泣した。

売り物の猫を見るのがしのびなくて、ペットショップにもう何年も行っていない私。
猫を買うなんて…本物の猫好きなら、野良猫を救え!と思っている私。
だから尚更、レンタル・キャットなんて…と思って読み始めたけど…。

そうか、買う心構えもないのに、かわいいってだけとか子供の情操教育とかで買っちゃって、もう子猫じゃないから・引越しするからって捨てるバカよりは、よっぽど良いことなんだと…。

それに実際、住居環境で飼えない人はいるもんね。


「花粉症のブランケット・キャット」
子供がいない夫婦の、猫を飼うかお試しの三毛猫

最初の注意での、鳥の骨にグサッ!!!
もういたたまれなくなる。
多分あげちゃってたよ、私。(。>0<。)


「助手席に座るブランケット・キャット」
引退した黒猫と、ドライブ

何度か魔法が…。
こういうのがあったので、化け猫って言われるのか?!(^o^)

主人公には、何してんだよー!ですけど、気持ちはわかるような、わからないような…。
きっと会社は許してくれる?
本当に、またドライブできるといいね(。>0<。)


「尻尾のないブランケット・キャット」
マンクス

こんな親いらね!と思ってしまう私(^o^)
最初から、最悪だし。
とりあえず、店員に横柄な男は大嫌い!!!
そういえば、何かで見たアンケートでも、嫌いな男の条件の上位にあったっけ。
男性諸君、見てますよ!女性たちは、しっかりと。

で、今後、どうするんだろう…。


「身代わりのブランケット・キャット」
ブラウンクラシック・タビーのアメショーを、亡くなった猫が好きだったおばあちゃんの為に。

号泣
わかってるよ!ぼけてても引き取りたいでしょう!
でも、無理なんだって…。皆それぞれの人生があるんだから。
最初は上手くいったとしても、誰かが犠牲になれば、必ず家庭はどんどんギスギスと。

誰も責めないって!仕方がないことなんだから。
経験ある人、心ある人は、みんなそう言うよ!
批判する人は、経験のない、口先だけのバカだから。

って、登場人物に言いたいよ〜。

優しくて、弱い家族。
いいよ!冷たくて、強い家族より!


「嫌われ者のブランケット・キャット」
号泣が、続きます。
これは、きます!きますよ!!

ペット禁止で、偏屈おやじの大家がいる、好条件のアパートに住むフリーター。
彼女と彼女が拾った捨て猫と一緒に住みたいので、捨て猫とブランケットキャットを仲良くさせる為にレンタル。

大家さんと、ブランケットキャットの過去が…(。>0<。)

大家さん、ありがとう!!!
甘いだけじゃなくて、情けでもなく、これこそ本当の大人です!

いつか、ブランケットキャットに認められるんでしょうか?主人公。

大家さん、死んだらどうなるんだろう、アパートとか。


「旅に出たブランケット・キャット」
猫目線です。我輩は、猫である!ですな(^o^)
頭の良い、このタビーのアメショーって、身代わりの!
あの、人間に気持ちを察して、マグロを食べた…。

何のためにレンタルしに来たかわからない、バカ女。
これからどんな目にあうの?かわいそう…と思ったら、脱走!!!(^o^)
(確か飼える位の保証金を払ってるんじゃあ…ちと同情)

その辺にいたトラックの荷台に飛び乗ると、先客の家出兄妹が。

この体に脈々と流れるアメリカンショートヘアの血には、開拓の汗と涙がいまもちゃんと溶け込んでいる。

すごいの、この子。
怖くて、車から女の子が降りられないと、
タビーはわざと、荷台にしがみつくような格好で、足から地面に降りた。お手本を示した。

万が一途中で落っこちて、兄も受け止めきれなければ、すばやく妹と地面の間に入ろう。

下敷きになればいい。グシャッと体で押しつぶされても、いい。
少しでもクッションになって、衝撃をやわらげることができれば、ケガをしないですむ。
俺はだいじょうぶ。骨太、肉太のがっしりした体は、そのためにある。
もふもふしたボリューム豊かな毛は、そのためにある。
骨はじょうぶだ。
仔猫の頃から煮干をたっぷり食べてきたのは、今日の、いまの、この瞬間のためだったのだろう。

アメショーが大好きになってしまう、心意気!

荒野を歩く、幼い兄妹と一匹の猫。
くぅ〜〜。

かわいがってもらうだけでなく、ちゃんと役に立っている働き猫。
ワーキング・キャット。


ラストシーンも、かっこいい!!!
警察署に、ニャン!!!
西部劇か!(^o^)


是非映像化してほしいねー。
ラストシーンも、目にうかぶよ。
泣いている子供に、いつのまにか寄り添うアメショー。
子供の笑顔のアップで、終わり(^o^)

最初、飛び乗って帰れるの?と思ってたんだけど…。


「我が家の夢のブランケット・キャット」

最後なのに、これが一番感想も、印象も薄いかも。
何とも災難な、担当ニャンコ。

家は暗いし、毛布を隠されるし。


ブランケット・キャッツ
重松 清
朝日新聞社
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4 猫がくれる「あなただけのブランケット」
4 猫よりも人
3 猫でなくても…
5 猫から見た人の人生
posted by 北海道人美和 at 23:40| Comment(0) | 作家別 さ行>重松清 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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