2008年08月01日

パズル・パレス 上下 ダン・ブラウン

全通信を傍受・解読できるNSAのスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。
対テロ対策として開発されたが、一般市民の通信全てをも監視可能なこのコンピュータの存在は決して公にできない国家機密であった。
だが、この状況に憤った元スタッフが、自ら開発した「デジタル・フォートレス」という解読不可能な暗号ソフトを楯に、「トランスレータ」の公表を迫ったのだ。
このソフトが流布されれば、アメリカは完全に無防備になってしまう…。

NSA暗号解読官スーザンは「デジタル・フォートレス」を「トランスレータ」で解読しようとするが、解読どころか、NSAそのものの機能さえも麻痺してしまうという絶体絶命の事態に…。
ソフトを凍結させるパスワードを求めて、アメリカ、スペイン、そして日本を舞台に、タイムリミットの暗号解読作戦が、今、始まった!
個人のプライバシーと国家安全保障とが対立する、情報化時代のテロリズムをスリリングに描いた、鮮烈なデビュー作。

2年前くらいに書いた感想だったり…(^o^)

これも、やっぱりおもしろい!

暗号の話は正直ちんぷんかんぷん(京極堂で慣れてるから苦にはならないけど)
「何だよ、また美男美女。おまけに頭脳明晰って。ケッ」って感じではあるけれど。(^o^)

でもね、考えさせられました。
電話・メール全て知られてるっていうのは、もうとっくに知ってたけれど、確かにテロ計画を事前に知る為には必要なんだよねー。
(しかしテロは実際起きたけど…)
24とか見てると、いざ動き出してしまったら、抑えるの大変だもんね。

でも、やっぱり抵抗ある。
見られるだけでも抵抗あるのに、悪用されたら…。
そして、悪用しそうなんだもん、技術者達。

この本でもそうだけど、
PC相手の能力最高!しかし、性格に難あり、だけど世間に出しておけば敵になるかもって事で、雇ってる人もいるわけでしょう。
そして解雇すれば、こんな事態だし。(どんな理由があっても)


パズル・パレス (上) パズル・パレス (下)
posted by 北海道人美和 at 23:34| Comment(0) | 作家別 た行>ダン・ブラウン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン

ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店
売り上げランキング: 26343
おすすめ度の平均: 4.0
5 やっぱり映画よりも原作
5 謎解き小説の最高峰です
5 背景知識がなくても楽しめました


ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっていた。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められる。現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く……。

感動しました。

長い物語を読み終わって、キリスト教徒ではなく宗教大嫌いの私が、ラストに突如感動して泣いてしまったのであります。

もちろんそれは、キリスト教に感動したからではなく、不当に貶められた女性が、今は安らかに、眠るべき場所に、たくさんに守られて眠っているっていうのを、体感したからなんだと思う。
その為に、犠牲をいとわなかった人たちの忍耐力や愛。
秘密結社の、頑丈な意思。

そして、真相がわかったときに、館長がかわいそうだなーと。

私は、最初「天使と悪魔」→「ダ・ヴィンチ・コード」と読むことに、抵抗を感じていたんだけど、時系列順に読んで正解!!
なぜラングドンが、まさか今の教会が殺人を犯すなんてと思うのかも、前作を読んでいればこそ、理解できるし。

ただ、前作が凄すぎるので、少々今作はつまらないかなと。
スケールやハラハラドキドキ、陰謀もトーンダウン?
美術や建築に関しても、天使と悪魔のほうが、山ほど出てきて、実際に行って見たい!と思わせます。

ラングドンの愛も、前作のが破綻しているのを見せられると、「また破局だな」なんて、余計なことを思ってしまったりして。

とにかく、まだ見ていない人は、天使と悪魔から読むべき。
そしてたいしたことないと思った人は、天使と悪魔も読むべし。

しっかし、こんな秘密を知ってしまったラングドン。
どうする?
そして次は、何に巻き込まれる?

DVCマグ ウィトルウィウス的人間
ダヴィンチコード バンクキー版レターオープナー
ダヴィンチコード クリプテックス ミニスケールレプリカ
posted by 北海道人美和 at 23:03| Comment(0) | 作家別 た行>ダン・ブラウン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

ダン・ブラウン「デセプション・ポイント」

デセプション・ポイント 上
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 (2005/04/01)
売り上げランキング: 3,149
おすすめ度の平均: 4
5 決して飽きさせないスピード感
4 ワンパターンだけれどスピード感溢れる展開と知的な
刺激の御蔭で一気に読んだ
4 デセプション・ポイント 上

デセプション・ポイント 下
国家偵察局員レイチェルの仕事は、大統領へ提出する機密情報の分析。現在、ホワイトハウスは大統領選の渦中にあり、現職と争っている対立候補は、なんと彼女の父だった。選挙戦はNASAに膨大な予算を費す現政府を非難し、国民の支持を集めている父が有利に進めていた。そんなある日、レイチェルは直々に大統領から呼び出される。NASAが大発見をしたので、彼女の目で確かめてきて欲しいというのだ…。

ダ・ヴィンチ・コードの作者は、やっぱりすごい。
これは、ラングドンのシリーズではありません。んが、面白いー!!

宇宙あり、科学あり、政治あり。親子の確執、世界情勢あり。
真犯人は誰だ?的な謎解きあり。盛りだくさん。

なんと言っても、真犯人には唖然。
作者にあの場面では引っかからなかったものの、まさか真犯人とは想像せず。

それにしても、バッタバッタと特殊工作員に殺されていくのに、素人の2人が排除しちゃうんだから、すごいですよー。
(やらなきゃやられるだから仕方ないけど、工作員がちょっとかわいそうですよ。だって、命令されてるだけだもん)
さすが、本です。
こういう本にありがちな、最終的な生き残りは3人。
2人は男女、もう1人は途中で消えて生死不明。
それがラストに助けに来る。

なんだか、よくあるシーンです。

ラストは、ハッピーエンドなんです。良かったねー。

しかーし、ここにもう1人関わっていたら、もっと面白かったのにな。
大○領がね。
ま、関わっていたら、こんなハッピーエンドにはならないけれどさっ。

でもね、でもね、自分の選挙戦なのに甘っちょろい事言ってたから、こんな事件がおきたんですよ、大○領。
もし、ここまで動かなかったのだとしたら、すごいけどなー。

あ、あと、2人のラストシーンなんですが。
私が日本女性だからなのか、男性のリードで終わってくれたら良かったのになーって思います(^o^) 。
posted by 北海道人美和 at 01:40| Comment(0) | 作家別 た行>ダン・ブラウン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

ダン・ブラウン「天使と悪魔」

天使と悪魔(上)
天使と悪魔(上)
posted with amazlet at 05.08.30
ダン ブラウン 越前 敏弥
角川書店 (2003/10/31)
売り上げランキング: 2,764
おすすめ度の平均: 4.17
4 ダ・ヴィンチよりも面白い。
5 A page turner
5 A page turner


天使と悪魔(下)

科学力を駆使するテロリストとバチカン市国の枢機卿が対決するという、入念に練られたプロットに手に汗握るスリラー。そして、バチカンを巡る陰謀にハイテク劇。
反物質を発見した科学者のベトラ博士が、他殺体となって発見された。その胸には、「イルミナティ(光明会)」というなぞめいた言葉の焼き印が。そこで、ハーバード大学で宗教的象徴を専門とするロバート・ラングドンは、スイスの捜査研究所から調査を依頼される。
イルミナティとは、ルネサンス期の科学者のグループで、ガリレオもその一員だった。ガリレオはローマ教皇の迫害を避けて、新しい考えをローマで秘密裏に討論していた。すでに過去のものとなった会と、ベトラ博士の死には、いったいどんな関係があるのだろうか。
ベトラ博士の娘ビットーリアは、恐ろしい事態に気づいた。ものすごい破壊力を秘めた反物質を密閉した真空のフラスコの所在が不明で、バッテリーを充電しなければ、6時間以内に爆発してしまうのだ。
その直後、ローマ教皇庁護衛隊のスイス護衛兵が、反物質がバチカン市国に隠されているという事実を発見する。そこでは新しい教皇を選出する選挙会が始まっていた。
ビットーリアとラングドンは反物質を取り戻そうと奔走する。有力な教皇候補4名が行方不明という事態が発覚して、ようやくふたりはバチカンへ入ることを許された。
枢機卿を誘拐したテロリストは電話で、遠い昔のイルミナティに関係する手掛かりとひきかえに、殺人の猶予をほのめかした。一方、救世主を狂信的に信奉する邪悪なバチカンの一部が、テロリストと結託している事実が明らかになる。
枢機卿を救いだし、反物質を爆破させずに取り戻そうと奮闘するラングドンとビットーリア。その追跡劇を、『Digital Fortress』の著者ダン・ブラウンは、メディチ家を思わせる名士を邪悪な人物に仕立て、ミシュランの観光ガイドそのもののローマの街を舞台に、めまぐるしくスピード感あふれる筆致で描いている。設定にやや無理が感じられるが、一筋縄でいかないストーリー展開に衝撃の数々を織りまぜて、最後に明かされる驚きの真実まで一気に読者を引き込む作品である。


ダ・ヴィンチコードの作者の本です。ダ・ヴィンチコードの主人公が主人公。
それらを全然知らずに読んだんだけど、正解!
ダ・ヴィンチコードが更に楽しみになりました。

それにしても、こちらもカトリック信者さんには卒倒ものの内容ではないだろうか。
無宗教を誇りにしている私は、興味深かったけど…。
反対に私は、ちょっと、ほんのちょっとカトリックへの印象が良くなりました。
よく考えたら、莫大なお金で、芸術の保護もしているのよね。絵画・彫刻・建築などなど。
管理・運営・保護にはお金がかかりますわ。
ヴァチカンが崩壊するのは特に何にもだけど、まだ見ていない芸術が失われるのはいやーーー!!

例えば、もしこの出来事をテレビで見ていたとしたら?
うーん、信者とまではいかないけれど、教会に行くかも。
(この本を読む前でも教会には行ってみたかったけどね)
丘の描写にはゾゾゾゾとしました。現代にいながら、実際の歴史の土地を歩けるっていうのはすごいよね。

あと謎ときとしても、なかなかグーです。
黒幕は結局当初の予想通りだったんだけど、ラスト手前だまされたー。あれれ?違ったの?みたいな。

しかし黒幕は、なんだかなーでした。結局は、どんな人であれ、話は最後まで聞きましょうってことでしょうか。

あとがきに1日の出来事…とあったんだけど、そうだよねー、そうでしたー。
内容が濃いだけに、あんまりそんな事考えなかったわ。場所を推理して、行って、戦って、また探して。

一杯の教会・彫刻などが出てきたけれど、全部見たい!やっぱり一生のうちに一度は行きたいものである。ま、無理だけどさ。

しかし、内容のうち、どこまでが真実で、どこまでが作り?

しかしこの主人公も不死身だねー。
あ、自分が実際にどうかはわからないけど、やっぱり倒すなら不意打ちよね。ハサシンの鉄則に妙に納得。
獲物を無力化する前に質問を浴びせてはならない。追い詰められた敵ほど危険。

ハリウッド映画とは違うに(^o^)
posted by 北海道人美和 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家別 た行>ダン・ブラウン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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