2009年08月07日

風の万里 黎明の空 十二国記 小野不由美

慶国に、玉座に就きながらも、王たる己に逡巡し、忸怩たる思いに苦悩する陽子がいた。
芳国に、王と王后である父母を目前で殺され、公主の位を剥奪されて哭く祥瓊がいた。
そして、才国に、蓬莱で親に捨てられ、虚海に落ちたところを拾われて後、仙のもとで苦業を強いられ、蔑まれて涙する鈴がいた。
負うにはあまりある苦難の末に、安らぎと幸せを求めて、それぞれに旅立つ少女たち。
その果てしない人生の門が、いま開かれる。

景王―陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。
祥瓊は、父峯王が、簒奪者に弑逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。
鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。
―それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか。

あ〜〜〜〜、イライラする!!!
陽子以外の2人の主人公に(^o^)

と・く・に…。
この世界でいうところの、元王女祥瓊(しょうけい)
(こんな字あるの、始めて知った…)

ありゃあ、アホだね(^o^)

まっ、でも、こんな人、今たくさんいるよね。
親の金を使ってるだけなのに、セレブとよばれて得意になってる人とか…(^o^)

しかし、新たに出てきた恭の供王=珠晶、すごいですね。
すばらしい女王だわ。
で、供麟、ちょっと気の毒…。
でも、供王の言う通りで、麒麟ってすっとこどっこいの情けだわ。

お久しぶりで、うれしい、楽俊。
ただ、また面倒な相手と旅をすることに…(^o^)

そして、もうひとりの主人公鈴は、青秀のおかげで…。
上のラストが、それだけに…(。>0<。)

鈴は、いじめられっこよね。
読んでいるこっちも、イライラ。
元いじめられっこの私ですが、鈴はイヤ!

日本のバカ政治屋には、関係ない話だけど(^o^) 、一国を治める・栄えさせるのは、人の人生じゃ足りないんだなーと。
そして、上手くいっている延王の言葉にギクリ。
やめて〜〜〜〜

疑問に思っていた、王の結婚問題。
結婚できないんだねー。
今回、芳国では、嫁も娘もいたから、いいんだー!って思ったけど…。
楽俊いるのにね〜(^o^)

鈴としょうけいは、たくさんの人に御礼を言いなさい!ですよ(^o^)

そしてねー、慶国にとっては、結果的に良かったのね。
たくさんの信頼出来る人が増えて…陽子、よかった…(。>0<。)

それにね、なにげなく、2国とも縁続きになったんじゃ?

気になっている泰のこともちょこっと(^o^)


イヤイヤ、厚い本ですよ。上下ですよ。
2日間で読みましたよ(^o^)
そして、妹が奪っていきましたよ(^o^)

私はね、ウルウルきましたよ、解決に。
3人の話、国の話。
こんなに、こんなに大きい話になって、ラストにギュ〜って集まって、解決しちゃうんだ。
あんなにキライだったしょうけいまで、鈴まで、立派になって(^o^)


早くもっと読みたいけれど…読みません!(^o^)
ゆっくり読むのです。
だって、ず〜〜〜っと、出版されてないんだもん(。>0<。)


それにしても、各国の王や麒麟、簒奪者…魅力的な人がいっぱい!
小野先生、お願い!書いて下さい!


2008年12月12日の感想です。

風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美 山田 章博
講談社
売り上げランキング: 131868
おすすめ度の平均: 5.0
5 おすすめです
4 十二国記シリーズは、ヒトとして大事なものを教えてくれる気がする
5 人それぞれの迷い方。
5 アンリアルな世界に際立つリアル
5 おぉっ!!


風の万里 黎明の空(下) 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美
講談社
売り上げランキング: 133495
おすすめ度の平均: 5.0
5 星5つじゃあ足りない
5 うん、よかった。
5 自分の力で見つけるもの。
5 ただのファンタジーではない
5 人それぞれの立ち直り方。

posted by 北海道人美和 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家別 あ行>小野不由美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月29日

東の海神 西の滄海 十二国記 小野不由美

「国がほしいか。ならば、一国をお前にやる」
これが、雁州国延王・尚隆と、延麒・六太とが交わした誓約だった。
民らが、かつての暴君によって廃墟となった雁国の再興を願い続けるなか、漸く新王が玉座に就いたのだ。
それから二十年をかけて、黒い土は緑の大地にと、生まれかわりつつある。
しかし、ともに幸福を探し求めたふたりのこどもの邂逅が、やがて、この国の王と麒麟と民との運命を、怒涛の渦に巻きこんでいく。

廃墟と化した雁国の復興に励む延王・尚隆と延麒。
幼い頃に出会った更夜の来訪になつかしさで一杯の延麒は、実は仕組まれた罠であることを疑いもしなかった。
争いごとや殺傷を忌み嫌う麒麟を人質にとられ、雁国は怒濤の騒乱にまきこまれてゆくが―。
華麗なる筆致で運命の力を謳いあげる大スペクタクル。

す・すごいですね、これ。
大感動!!!
ブックオフに売れるのか?自分(^o^)
(いまだ、売ってません…)

1・2巻よりさらに前の話で、どちらにもかかわってきた雁国の話。

1巻では、ものすごーく繁栄していた雁だけど、この話では延王践祚(せんそ)20年。
やっと立ち直りかけて…。
だからこそ、こういう騒ぎも持ち上がる…と。

まっ、これには王と麒麟、ヤンタイプな二人が上に立ってるから…でもあるよね(^o^)
素晴らしさが、素直に表に出ていたら…と思います。

イヤー、しかし、この国がこうなるんだから…。
陽子の慶も、どうなるか…。
ただ周りの重臣の力量もあるからなー。

亦信(えきしん)と驪媚(りび)、貴重な人材が…。
特に驪媚は色々教えて?くれただけに、残念。

それにしても、こんな状態で、戦争にもならず、よくぞハッピーエンドに。
確かに、斡由(あつゆ)の言ってることは間違いないけれど、正義の行動をしたいなら、先に兵ではなく、会えば良かった。
台補に取り次いでもらえば済む話で、手段もあった。
本当に民を思えば、州宰のように命を賭して王に会えば…。

もう1回
ものすごく感動しました。
国とは何か、国王とは何か、国民とは何か。
これは、政治家読まなくっちゃなりません!!!
(実は常日頃、独裁者の国民は、みんなある日他国へ行っちゃえ!と思っているのです。
誰ひとりいない土地で、「王だー!!!」って叫ばしときゃいいのに…と思っているので。)


2008年10月29日の感想でした。


私が読んだのは、こっち
東の海神 西の滄海―十二国記 (講談社文庫)
小野 不由美
講談社
売り上げランキング: 83003
おすすめ度の平均: 5.0
5 雁の王尚隆、なりたちの物語り
3 君主論
5 一気に読んじゃいます
5 あの雁も...
5 笑いましょう。そして、泣きましょう。


東の海神 西の滄海 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美
講談社
売り上げランキング: 85374
おすすめ度の平均: 5.0
5 延王が魅力的な一冊
5 おちゃらけて、軽い感じが好きなのかも。
4 王故に。
5 あの名君の過去が今明かされる
5 王と麒麟
ラベル:十二国記
posted by 北海道人美和 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家別 あ行>小野不由美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

風の海 迷宮の岸 十二国記 小野不由美

天啓にしたがい王を選び仕える神獣・麒麟(きりん)。
蓬莱国で人間として育った幼い麒麟・泰麒(たいき)には王を選ぶ自信も本性を顕わす転変の術もなく、葛藤の日々を過ごしていた。
やがて十二国の中央、蓬山(ほうざん)をのぼる人々の中から戴(たい)国の王を選ばなくてはならない日が近づいてきたが──。
壮大なる構想で描くファンタジー巨編!!

な・泣けた(。>0<。)
こんなちっちゃい子が、こんなに大きいことで悩んでて。

だからこそ、ラストの希望一杯のはればれしさに、ホッとあんどの涙。

と同時に、この後何があったのさっ!?
黒麒麟といえば…たしか1巻で延王が国のこと言ってたなと…。

私は読み返したよ!(^o^)

そしたら、あーた!!!
何があったのだ〜〜〜!!!陽子が来るまでの6年間に!
こんな立派な王なのに〜〜〜(。>0<。)


実は、最初は、ウッっととまどっちゃいました。
だって登場人物やら植物やら…読めない(^o^)

同じ理由で、中国物の小説が苦手な私。
十二国記全部買ったのに、まさかここで断念?(。>0<。)
…嫌だ!
ということで、読み進めたら、全然大丈夫になりました(^o^)


まだ手元にあった1巻から、国・登場人物などをメモした私。

イヤー、久しぶりに、読みたいのに読めない本に出会ったよぉー。
ちなみに、妹にこの気持ちを話した所、「知らね!」って言われた…。
本好きなら当たり前と思ってたけど、私だけなのか?!


※どんな状態かというと

早く読んで、謎や結末が知りたい。
いや、でも、何だか悲劇の予感がある。
苦しんだり・悲しんだり、見たくない!
それに、読んだら、終わっちゃうし。
このドキドキ・ワクワクは、持続しておきたい…。

って感じで、ラスト近くで、しばらく本が手に取れなくなります(^o^)

この状態になる本は、私の中で、名作です!!!


ちなみに、私が読んだのは、講談社X文庫ホワイトハートに加筆訂正した文庫。2000年発行。2巻が1巻になって、挿絵なし(^o^)


2008年10月14日の感想でした。


風の海 迷宮の岸―十二国記 (講談社文庫)
小野 不由美
講談社
売り上げランキング: 163413
おすすめ度の平均: 4.5
5 いかに麒麟が王を選ぶのかが
5 心理表現の巧み
3 夢の中の現実
4 術中にはまる醍醐味
5 心優しい麒麟の宿命
ラベル:十二国記
posted by 北海道人美和 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家別 あ行>小野不由美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

月の影 影の海 上・下 十二国記 小野 不由美

「あなたは私の主、お迎えにまいりました」
学校に、ケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。
海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形の獣たちとの戦いだった。
「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」
陽子を異界へ喚んだのは誰なのか?
帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる。


「私を、異界へ喚んだのは、誰?」
海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。
試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友―楽俊。
ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。
しかし、“なぜ、陽子が異界へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?”
その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる。

十二国記に、すっかり夢中(^o^)
ものすごいパワーを持った、シリーズです。


上の感想

何だか、すごいです!
基本的に私、こういう異世界ものは、現実逃避のルンルンものだと思ってるんですね。
現実ではさえないのに、異世界ではイケメンに助けられて、お姫様だったり、地位も恋も…byアンジェリーク(^o^)
主人公が男だったら、伝説の勇者とか…。

しかし、あーた、この本ったら…。
理由も告げずに、異世界へ連れ去られ…。
たった一人で、どこに行けば、どうするか…状態で、知らない国をさまよいつつ、妖怪に命を狙われ、人にも追われ、裏切られ…。
人間不信状態で…。

で、終わるという…。

オイ!(^o^)


下の感想

これはね、世間が悪いと言って通り魔をしてるような輩に、是非弁護士さん差し入れしてください!
耳の穴、かっぽじって、よく聞け!見ろ!
「ひとりでひとりで、この広い世界にたったひとりで、助けてくれる人も慰めてくれる人も、誰ひとりとしていなくても。
それでも○(←自分の名前)が他者を信じず卑怯にふる舞い見捨てて逃げ、ましてや他者を害することの理由になどなるはずがないのに」

そして自殺する○○にも
「生きる価値もない命だと烙印を押すことはたやすいが、そんな逃避は許さない」


あー、でも、それだけに、麒麟は良い人を王に選んだなと思います、心から。

ただ、素晴らしいから国が栄えるかというと…?なように、これは始まりであって、めでたしめでたしのお話ではないですよね。

陽子、頑張れ!!!


2008年10月1日の感想でした。

月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美
講談社
売り上げランキング: 59849
おすすめ度の平均: 4.5
5 上巻は読んでいて少し辛い
5 素晴らしい!
5 命を棄てる程の絶望
5 ありじごく
5 夢中になった


月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美
講談社
売り上げランキング: 60386
おすすめ度の平均: 4.5
5 上巻は読んでいて少し辛い
5 うん、よかった。
5 上巻を読んだ後、救われる下巻。
5 引き込まれます。
2 内容ないよ



※ちなみにここで、こんな名作を今ごろ読んだ弁明を(^o^)

実は、ずっと所有してました。
でも、全部揃ってから読みたかったのー!
なにせブックオフ頼みなので、次がいつ手に入るかわからないから。

しかし、この人気シリーズ、ブックオフに全然ない!
もう我慢できません(^o^)
で、読んじゃいました。

そして、読んだら呼んだのか、念願の十二国記続きを、ブックオフでたくさん手に入れましたー!!!
読むぞ〜!!!

しかし、こんなに素晴らしい本が、地元の図書館にないとは、大きな損失だー!!!(`へ´メ)


私が読んだのは、ティーンズ文庫の方で、1992年発行
ラベル:十二国記 麒麟
posted by 北海道人美和 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 作家別 あ行>小野不由美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。